無理なく実践できる!子供の好き嫌いをなくす具体的なコツとレシピ

子供好き嫌い 克服
子供の好き嫌い克服
子供に好き嫌いが多いと、毎日の料理作りが大変ですよね。

ちょっとした工夫や毎日の習慣をちょっと変える事で 
今迄食べてくれなかった食材を食べるようになったり、
好きになってくれることもあります。

このブログでは、過去に私が子供の料理教室で実際に体験した事や
生徒様のお話しを基に、子供の好き嫌いを克服するための具体的なコツ
や楽しく取り組める方法をお伝えします。


毎日の食事がもっと楽しくなるアイデアと 
簡単に実践できるレシピも紹介しますので、是非ご参考になさって下さいね。

毎日の食事を楽しくする工夫

食事の時間になると、子供が食べてくれない、時間がかかる等で
憂鬱な気持ちになりませんか?

それは子供も同じことを感じています。
食事の時間は嫌い。
おかあさんに叱られるから嫌。

お互いに こんな気持ちだと、食事する事自体が嫌になるものです。

子供の好き嫌いをなくすためには、まず食事そのものを楽しむことが大切です。
ここでは、日々の食事を楽しい時間に変えるための簡単なアイデアをいくつか紹介します。

家族で楽しい話をする

食事中はテレビやスマホを見ながら摂るのではなく、
家族で楽しい話題を共有することで、楽しい雰囲気が作れます。

子供が好き嫌いをする原因の一つに、「自分の事を構って欲しい」
という欲求も含まれていると言われます。

食事の時は子供に向き合って ゆっくり話しを聞き、
食べたことも褒めながら 「おいしいね」と食事を一緒に楽しむ雰囲気を作る事も大切です。

食べ物にまつわる絵本やキャラクターを活用する

昔の話ですが、「ポパイ」というキャラクターが
ほうれん草を食べると 途端にパワーアップして悪者をやっつける。
という漫画がありました。

当時はその漫画を見て、嫌いだったほうれん草を克服したという子供が
沢山いました。

このように 絵本や漫画等に出てくる食材で まずは興味を持たせるというのも
子供の「食べてみよう」を引き出すかもしれません。

親子で料理を楽しむアイデア

好き嫌いの多い子供にとって、食事は一つの儀式。

そうではなく、食事に対して楽しいイメージを持たせることも大切です。
そのアイデアを経験を通じてお伝えしますね。
子供好き嫌い 克服

子どもと一緒に料理をする

キッズ対象の料理教室では、好き嫌いの多かった子も
いつの間にか食べてくれるようになり、お母様からびっくりされたものでした。

自分で食材に触れたり、料理する事で 今まで嫌いだった食材に
愛着がわくのか、食べてみようという気持ちになってくれるのかもしれません。

コツは、調理過程の度に少しだけ味見をしてもらう事。

炒めた時に味見。味付けをしたらまた味見。
というように、少しづつ美味しく変わっていく食材にも興味を持ってもらい、
最後に食べれる分だけを自分でよそってもらいます。

最初はほんの少しだけでも、食べてみて「美味しい」となれば
お替りもしてくれます。 そうなると、思いっきり褒めるのです。

子供は得意げに「食べれるようになったよ!」と自慢し、
お兄ちゃん(お姉ちゃん)になったと自覚するようです。

好き嫌いがなくなる事は、子供自身も ちょっぴり大人になった、
偉くなった気持ちになるのかもしれませんね。

簡単な調理作業を子どもに任せる

大人が思う以上に 子供はきちんと教えると料理はできるものです。


料理教室に 初めて来られたお子様はなんと最初は2歳でした。

当時はキッズレッスンは行っていませんでしたが、お母様からの
たってのお願いで 受け入れる事にしました。

まだ3歳にも満たないとお聞きして、正直どこまでさせて良いものやら
迷ったものです。

包丁の持ち方を教え、切る時は危なくないよう見守りながら
ほぼすべての工程を子供達だけにやらせてみましたが、
驚く事に きちんと全てこなしてくれたんですよね。

出来ない、と思っているのは大人の勝手な思い込みなんだと
この時反省したものです。

危なくさへなければ 子供に任せてみる、やらせてみる 
というのは、最初は勇気がいるかもしれませんが、
子供は 任せてもらった事で張り切ってやってくれます。

そうして嫌いな食材にも触れ、自分でその食材を克服して
食べれるようになっていくのかもしれません。

子どもが好きな料理を一緒に作る

自分で作った料理は、それだけでも美味しいと感じるものですが、
好きな料理を 家族と一緒に作る経験は、何にも替えがたい
楽しい思い出になります。

生地をこねてピザを作ったり、卵を焼いたり お団子を作ったりと
手を動かして作れる料理が子供は喜びますよ。

そこに 子供がちょっと嫌いな食材も入れてみて、
「食べれなければ残しても良いよ」と言いながら作るのがポイントです。

楽しいという気持ちが勝って、 思わず食べてくれる事もありますよ。

美味しそうに食べる姿を見せる

大人も一緒に食事を楽しむ姿を見せましょう。

とにかく、子供の好き嫌いはいやな経験から来るものがほとんどなので、
そのイメージを変える工夫が大切です。

「〇〇ちゃんも 大人になったらこの美味しさが分かるよ」とか
「お母さんも子供の時は嫌いだったけど、〇〇だから大好きになったよ」
等、ポジティブなイメージを持ってもらう話しをするのもいいかもしれませんね。

調理法や味付けの工夫

子供の好き嫌いを克服するためには、調理法や味付けに少し工夫を加えることが効果的です。
ここでは、子供が喜んで食べてくれるような調理法や味付けのアイデアをご紹介しますね。

蒸す、焼く、炒めるなどの調理法の違いを試す

同じ食材でも調理法を変えるだけで全く違う味や食感になります。
例えば、蒸したブロッコリーと焼いたブロッコリーでは
風味が異なります。

トマトは嫌いだけど、トマト煮込みは好きとか
蒸した魚は嫌いだけど、魚のフライは好きなど、

調理法によっても好きになる場合があります。


また、切り方によっても好き嫌いの好みが分かれる場合があるんですよ。

例えば、ピーマンは嫌いだけど、ピザに載ってるピーマンは食べれる。
というように、
横に切る事で苦みが出にくいので 子供も克服できるんですね。


色々な調理法を試して、子供が好きな食感や味を見つけてみましょう。

味付けのバリエーションを増やす

同じ食材でも、調味料を変えるだけで新しい味を楽しむことができます。

子供の好きなケチャップやマヨネーズ味にする、
カレー味にするなど。

子供に何の味付けにするか 決めさせるのも手ですね。


色々な調味料やスパイスを使って 色んな味わいを楽しむ工夫も大切です。

好き嫌い克服レシピ

嫌いな食材に多いのは、
「香りがきつい」
「食感がムニュッとしている」
「苦みやえぐみがある」
など。

大人以上に子供は味覚が敏感なので、
これらを感じさせにくい料理にする工夫が大切です。

セロリのマスタードサラダ

これは、過去 料理教室の生徒様から 
「このレシピでこセロリが大好きになった」
といって頂いたベスト3に入るメニューです。

簡単なので、是非お家でも作ってみてくださいね。
セロリのマスタードサラダ
【材料 2人分】
セロリ(拍子切り)…約2本(200g )

A粒マスタード…大1
A砂糖…	大1/2
Aごま油	…大1/2
Aラー油	…小1/2(辛さはお好みで調節しましょう)
A薄口醤油…小1/2
A塩…少々


【作り方】

1.湯4カップ゚に塩小2を入れた塩湯で 切ったセロリを色が鮮やかになる迄さっと湯がき ザルに上げて湯気と共に水分をしっかり飛ばす。


2.Aを合わせてドレッシングを作り、頂く直前に1のセロリを和える。

まとめ

今回は、子供の好き嫌いを克服するための具体的なコツと
簡単に実践できるレシピを紹介しました。

食事を楽しい時間にするためのアイデアから、調理法や味付けの工夫まで、
様々なアプローチをする事で 自然に子供の好き嫌いは変わってきます。

食事は単なる栄養補給の時間ではなく、家族の絆を深める大切な時間です。
少しの工夫で、その時間がもっと楽しいものになりますよ。

頑張って下さいね。


子供の好き嫌いでお困りだったり、毎日の食事作りに行き詰まる…
そんな時は、何かアドバイスできる事があるかもしれませんので、
是非お気軽にご相談下さいね。