自律神経の乱れを整える方法と、ストレス軽減する食事

ミネストローネスープ
春になると過ごしやすくなる反面、

「なんとなく身体がだるい」
「やる気が起こらない」
「頭痛に悩まされて…」

とおっしゃる方も多いのではないでしょうか。


季節の変わり目、特に春先は環境の変化もあったりで体調不良になりがち。


その体調不良を改善するためには、どのように対処すれば良いか、
についてお話ししますね。

体調不良の原因は自律神経

自律神経は、私たちの身体を意識しなくとも 自動的に調節してくれ、
バランスを保つ役割を果たしています。

実は、この身体の不調は自律神経が大きくかかわっているんです。


この時期は寒暖差も激しく、気温や気圧の変化から 自律神経が乱れがちです。

また、進級や転職、移動等で 人との関りも変化するこの時期。



そのストレスから、自律神経 のバランスを崩してしまうんです。

交感神経の役割

交感神経は、自動車で言うとアクセルに該当します。

心拍数を高め、血圧を上昇させて 身体が興奮状態になるんですね。

その為 呼吸も速くなったり浅くなったりします。


胃腸の働きも抑えられるため、胃液の分泌が低下して消化が悪くなったり、
便秘にもなりやすくなるので、そんな時の食事は気を付けなければいけません。

副交感神経の役割

一方、副交感神経は 車でいうとブレーキの役割をしてくれます。


いわゆる、リラックスモードになるんですね。

こんな時は胃液の分泌も増え、消化にもいい影響を与えてくれるんです。

食事する時は、できるだけ 落ち着いた環境で、ゆっくり摂られることが
栄養をしっかり吸収する事にもつながります。

食事が自律神経に与える影響

食事は、ひと時の休息に繋がったり、
満足感を得る事で気持ちもリラックスできます。


自律神経に関係のある細胞や ホルモンの分泌に影響を与えるのは、
食事から摂る栄養が大きな役割を占めているからなんですね。

ストレス対策

脳や神経の働きをサポートしてくれるのは、

豆腐などの豆類やナッツ、雑穀類、緑黄色野菜に沢山含まれている
マグネシウムやビタミンBです。

ストレスが溜まっているな、と感じる時は 
甘い物よりもバナナやナッツを 意識して摂られると良いですね。

リラックス効果

リラックス効果をもたらしてくれるのがトリプトファンです。

トリプトファンは食事からしか摂る事ができないため、
これが不足すると うつ病や睡眠障害など様々な影響が出る原因にもなってしまうんですよ。


トリプトファンの多い食材は、卵や豆類、鶏肉や赤身肉等。

これらをしっかり摂る事で、
「セロトニン」という 幸せホルモンが分泌され、
幸福感やリラックス感を促してくれます。


また、カモミールなどのハーブティもリラックス効果をアップさせてくれるので
寝つきの悪い方は 夜寝る1時間ほど前に飲まれると良いですよ。

自律神経を整えるのに効果的な方法

自律神経を整えるためには、何と言ってもバランスの取れた食事です。


あとは、”朝” を意識する事。

朝の過ごし方で自律神経の整い方も違ってくる、と言われています。

不調を感じる時は 特に意識して下さいね。

朝陽を浴びる

朝起きて一番に 朝陽を浴びる事で 眠気を誘うメラトニンが抑えられ、

替わりに活発に動こうとするセロトニンが分泌されます。


その刺激で夜にはメラトニンが分泌されるようになる、という事で
体内時計をうまく調節する事につながります。

つまり、朝陽を浴びる事が 寝付きをよくする効果をもたらしてくれるのです。


しっかり睡眠を取る事は、自然に自律神経も整う事になります。

その為にも、毎朝 朝陽を浴びるのを習慣にされると良いですね。

起きる時間は毎日〇時と決める

休みだからと言って、いつまでも寝ていたり、

夜更かしをしたから 次の日は昼まで寝る等。


そのような睡眠のとり方は、一見睡眠不足解消するように思えますが、
実は返って逆効果です。

起きる時間が毎日違うと、時差ボケのように

睡眠のリズムが狂ってしまうんですね。


睡眠時間が短いと感じる時は 間で少し昼寝をするなどして
調整しましょう。

朝、コップ一杯の水を飲む

朝起きたら うがいをした後、コップ一杯の水を飲みましょう。

冷たすぎる水ではなく、常温か白湯がお勧めです。


朝、水分を摂る事で胃腸の神経が刺激されて身体が目覚めます。

お通じが良くなるだけでなく、朝食の消化吸収もよくなり 体調が整いますよ。

朝ごはんはしっかり摂る

何と言っても、バランスの良い朝食が何よりの薬になります。


朝、忙しくてつい簡単に済ませがちな人は、

30分でもいいから早く起きる習慣をつけませんか?



朝出かける前に余裕があると、気持ちもリラックスします。

その上で 栄養バランスの摂れた朝食をゆっくり戴く事で
お腹も心も満たされますよ。


また、朝食を摂る事で体温が上がり、

自律神経の 副交感神経から交感神経に切り替わります。

パフォーマンスアップにもつながるので一石二鳥ですね。

朝食にお勧めの食事

自律神経の働きを調整するのに欠かせない朝食。

バランスの摂れた食事、と言ってもどんなものを食べたら良いのでしょうか。

朝食に摂りたい栄養

朝食に是非取り入れて欲しいのは、下記の4つです。

1.タンパク質
2.炭水化物
3.野菜
4.発酵食品

これを 朝食のたびに意識して準備しましょう。
バランス朝食

朝食にお勧めのメニュー

朝食の時にお勧めなのは、具沢山の汁物です。


ごはんなら、豆腐や野菜をたっぷり入れた味噌汁。

パンなら 鶏肉やベーコン等と共にたっぷりの野菜を煮込んだスープ等。


身体も温まり、栄養を汁ごと戴く事でしっかり摂れ、

野菜を良く煮込む事で、消化吸収も良くなります。

ミネストローネスープ

野菜タップリ。

トマト味がさっぱりと 朝食にも嬉しいスープです。


ここに卵を割り入れて半熟状態で崩しながら戴くと
更に栄養満点! 

身体も温まりますよ。
ミネストローネスープ

【材料】 2~3人分

オリーブオイル …大1
にんにく(みじん切り) … 1かけ
ベーコン(角切り) … 2枚
玉ねぎ( 〃 ) … 1/4ヶ
にんじん( 〃 ) … 1/6本
セロリ( 〃 ) … 1/4本
キャベツ … 50g

Aバジル、オレガノ(ホール) … 各小1/2

Bじゃが芋(角切り) … 1ケ(約50g
B大豆水煮 …50g
Bホールトマト … 1/2缶
B水 …400ccB洋風スープの素 … 小1
B砂糖 … 大1/2
B塩 … 小1/6
Bコショウ …少々

ピーマン(角切り) … 1~2ヶ
塩、コショウ … 少々

オリーブオイル、粉チーズ 適宜

【作り方】

1.鍋にオリーブオイルとにんにくを入れて香りが出るまで炒め、ベーコンを加えて脂が出るまで炒める。

2.野菜はあらかじめ切って耐熱容器に入れてラップ無でレンジに10分ほどかけて水分を飛ばしてから1に加えてさらに炒める。

3.Aのハーブを入れて軽く炒めてからBを加え、15分程煮込む。

4.ピーマンを加えて 柔らかくなれば味を調えて出来上がり。 

5.盛り付けて、オリーブオイル、粉チーズを振る。

まとめ

朝のちょっとした事で、毎日の体調も変わってきます。

この時期だけではなく、これらを習慣づけするようになさると良いですね。


不調は 軽いうちに 早めの対処が効果的です。


自律神経を整え、毎日快適に過ごせるように

是非日々の食事から意識してくださいね。