インフルエンザに打ち勝つための身体を守る食事とは
寒くなると決まってインフルエンザが流行し始めますね。 インフルエンザは、ウイルスによって引き起こされる急性の呼吸器系の感染症です。 人の集まる所や空気の悪い場所で観戦する可能性が高くなってしまいます。 学校や職場、電車等の公共交通機関、スーパーやデパート等。 対策としてマスクがありますが、それだけでは不十分です。 手洗い、うがいはもちろんの事、 外的な予防だけでなく、身体の中の免疫を高める対策もしっかりしましょう。
免疫を高めるのに効果的な食事とは
同じ環境下にいても、何ともない人とインフルエンザに罹る人。
それは、免疫力の違いです。
免疫だけは、薬やサプリメントを飲んだからと言って
一気にアップするものではありません。
日頃の積み重ねが大切です。
その免疫力をアップするための方法を今から書きますね。
ビタミンC
ビタミンCは、免疫細胞を活性化してくれる効果があります。 個の免疫細胞がインフルエンザのウィルスから守ってくれるのです。 野菜や果物に豊富に含まれていますが、 特に多いのは、キゥイや柑橘類、いちご。 野菜なら緑黄色野菜、特にパプリカやブロッコリー等が多いですね。 ビタミンCは水や熱に弱いので、なるべく水にさらしたりせず、生のままか、 茹でる場合も少ない水で茹でるか焼くようにしましょう。 また、ビタミンCは 一度に沢山摂っても 身体に貯める事はできないので、 分けて戴くのがお勧めです。
タンパク質
免疫細胞を作るのに必要なのはタンパク質です。 なので、普段から意識してしっかり摂るようにすると、 免疫アップにもなるし、身体を作る基になるので 特に毎日摂りやすい大豆製品や卵等を意識して摂られると良いですね。 納豆や干物、豆腐など、日本にはリーズナブルで手軽に摂れるたんぱく質が豊富です。 これらをうまく日々のメニューに取り入れながら、食卓を豊かにしたいものですね。
発酵食品
免疫アップに欠かせないのが、発酵食品です。
特に日本人は、昔から発酵食品を多く取り入れてきた歴史があるので、
体質にも合った食材なんですね。
醤油や酢、みりん、味噌等の調味料に始まり、漬物や納豆。
他に、甘酒、ヨーグルト等。
発酵食品は旨味がアップするだけでなく、
腸内環境を整えてくれたり、代謝をアップさせたり
コレステロールを下げてくれる効果も期待でき、
嬉しい効能が沢山あります。
また、ストレス軽減にもなるので、毎回の食事に発酵食品をどれか1つでも
取り入れるようにすると、免疫アップだけでなく、
健康維持にも繋がり、一石二鳥です。
インフルエンザに罹ってしまったら
なんとなく身体がだるい、熱っぽい… 気付けばインフルエンザにかかっていた、という事もあるかもしれません。 そんな時は、どのような食事を摂れば良いのでしょう。
無理に食べようとしない
熱が高い状態の時は、食欲もなくなってしまいがちです。 体力をつけなきゃと、無理に食べるのではなく、 食欲がない時は 水分をしっかり摂って 身体を休める事に専念しましょう。
消化の良い食事
少しでも食べれそうなときはなるべく内臓に負担がかからない 消化の良いものがお勧めです。 梅干し入りのおかゆや 柔らかく煮込んだうどんなど。 野菜は、繊維が多いので消化に負担がかかる為、 ポタージュスープ等にするのがお勧めです。 卵も、できるだけ半熟状態の方が消化が良いので、 おかゆに入れる場合も火の入れ過ぎに注意しましょう。
のど越しもよく、ビタミンCもたっぷり摂れるレシピ
ビタミンCやミネラル豊富な大葉を使った、爽やかなポタージュスープです。 熱っぽい時は、冷製にすると戴きやすいですよ。 ポタージュに使うじゃが芋も、比較的熱に強いビタミンCが豊富、 豆乳のたんぱく質もしっかり摂れます。 ノンオイルで 火を使わず作れるので、 是非作ってみてくださいね。
【大葉のポタージュスープ】 《材料 2人分》 たまねぎ(薄切り)… 1/2ヶ じゃが芋( 〃 )… 1/2~1ヶ 水…180㏄ 洋風スープの素 …小1 A大葉 …10枚 A豆乳…200㏄ A植物性クリーム…25㏄ A塩 …少々 Aコショウ…少々 《作り方》 1.耐熱のボールにカットした玉ねぎを入れてラップ無しでレンジに5分かける。 2. そこに薄切りじゃが芋と水、洋風スープの素を加え、ラップしてレンジに 10分かける。 3.2とAをミキサーに入れて よくかける。 4.冷たくても温かくても、どちらも美味しいです。 温める時は、レンジで温めてね。
インフルエンザから回復するための食事
熱も下がって、少し体調が良くなってきたら、 その時こそ、しっかり栄養を摂って早く回復させましょう。
回復期にお勧めのメニュー
少し食べれるようになったからと言っても、まだまだ身体は本調子ではありません。 なので、胃に負担をかけないためにも できるだけ消化の良いものを バランスよく食べるように心がけましょう。 たんぱく質なら豆腐や魚、鶏肉などの脂の少ないものがお勧めです。 ご飯も、玄米は避け、柔らかめに炊いた雑穀ご飯や 白米が良いですね。
和風マーボー豆腐(鶏ひき肉、豆腐、長芋)
いわしのピーナッツソース
おくらと長芋の梅和え
ご飯
インフルエンザ回復期に気をつける事
食欲が出てきたからと言って、ジャンクフードや刺激の強い料理はよくありません。 特にジャンクフードは味も濃く、脂も多いので弱った内臓に負担をかけてしまいます。 あと、糖分の多いジュースや 栄養ドリンク等にも注意が必要です。 身体を冷やさないようにし、温野菜の煮物等を摂って 体温アップを図りましょう。 体温を上げる事で免疫力もアップします。
まとめ
インフルエンザに限らず、病気に罹ると辛いものです。 また、家族や職場など、周りにも迷惑をかける事になりかねません。 日頃から、食事に気をつけ、体温を上げるべく、たんぱく質や炭水化物、 ビタミンミネラルをしっかり摂って 免疫力をアップさせましょう。 特に朝食をしっかり摂る事が 免疫アップに大きく貢献します。 朝、忙しいからと 簡単に済ますのではなく、 具沢山味噌汁をプラスする等、少しづつ取り入れるようにしませんか。 毎日の積み重ねが、病気に強い身体を作る基になります。 あなたが 日々、健康で幸せな毎日を過ごせますように。