冷たい食事ばかりで夏バテ気味?食欲がない日も整う夏バテ対策ごはん

毎日暑くて、ついつい冷たいそうめんやアイス、ジュースに手が伸びる——そんな日、ありませんか?

料理教室の生徒さんからも、「子どもが冷たいものしか食べたがらなくて、ついそうめんや冷ややっこばかりになってしまって…」という声をよく聞きます。でも実は、それが夏バテの原因になっていることも少なくないんです。

「冷たいもの=全部NG」ではありません。でも、取り方や組み合わせ方を間違えると、内臓を冷やしてしまい、だるさ・胃もたれ・秋のリバウンド疲れにつながってしまうことも。

この記事では、「全部やめる」のではなく、“冷たいものとうまく付き合いながら、体を整える”夏の食べ方をお伝えします。

この記事を読むメリット

✅冷たい食事ばかりになっているけど、何を変えたらいいかわからない
✅夏バテ気味で、食欲が落ちている
✅忙しくても実践できる、体にやさしいごはんのヒントが欲しい

冷たい食事を“全部やめる”必要はありません。ちょっとの工夫で、体がホッとする夏のごはんに変えられるんです。ぜひ、今日からの食卓に取り入れてみてくださいね。

夏に「冷たいもの」はNG?欲しくなる理由と夏バテとの関係

暑さが続くと、アイスや冷たい麺類、キンと冷えた飲み物に自然と手が伸びますよね。

実はこれ、体が熱を逃がそうとする自然な生理反応。
ですから、「冷たいものを欲しがる自分」を責める必要はまったくありません。

ただ、問題は“冷たいものばかり”になってしまうこと。
たとえば、「そうめんばかり食べていたら、食後にだるくなってしまった」という経験はありませんか?

冷たいものをとり続けることで胃腸が冷え、血流が低下し、消化酵素の分泌が鈍くなると、「食べているのに栄養の吸収がうまくいかない」状態になってしまうこともあります。

さらに、冷たい食事に偏ると、使われる食材もワンパターンになりがち。
そうめん、冷ややっこ、生野菜など、さっぱりとしたメニューが中心になると、たんぱく質や鉄分、ビタミンB群などが不足しやすく、夏バテを助長してしまうこともあるのです。


また、夏に落ちた代謝や筋力がそのまま秋に持ち越されると、「疲れやすい」「太りやすい」といった体調の変化が起こりやすくなります。

冷たい食事=悪ではありませんが、体調やタイミングに合わせて“整えながらとる”ことが大切なんですね。

食欲がない日こそ、「温活ごはん」と「温野菜」でラクに整える

「食欲がなくて、何も食べたくない…」そんな日でも、体はエネルギーや栄養を必要としています。

特に夏は、汗とともにミネラルが失われやすく、体内の水分や栄養のバランスが崩れやすくなります。
そんなときにおすすめなのが、”温活ごはん”。

たとえば、雑穀ごはんに梅干しを混ぜたおにぎり。
シンプルですが、梅干しの酸味が食欲を引き出し、汗で失われがちな塩分やミネラルを補ってくれます。
冷蔵保存や冷凍もできるので、食欲がない朝や忙しい日にもぴったりです。

そして何より効果的なのが温かい汁物。
味噌汁や野菜スープは、胃腸をやさしく温め、消化を助けてくれます。

暑い日に温かいものはちょっと・・・と思う方もいるかもしれませんが、一口飲むだけで体がほっとゆるむ感覚を味わえることも。

忙しい時は、市販のだし入り味噌や味噌玉(味噌と具材を丸めて冷凍したもの)を利用するのもおすすめ。
味噌にトロロ昆布やかつお節、乾燥野菜を混ぜてラップで包んでおけば、お湯を注ぐだけで栄養たっぷりの即席味噌汁が完成します。

また、温活メニューに豆腐・納豆・卵などのたんぱく質食材を加えると、栄養の底上げにもなります。
味噌や甘酒などの発酵食品を取り入れると腸内環境のサポートにもつながりますよ。

野菜も「生」より「温」がキーワード。
トマトや小松菜などは、少し加熱することで消化しやすくなり、一部の栄養素(例えばビタミンAやリコピン)の吸収率が高まるとされています。

火を入れる時は、茹でるよりも蒸す方が栄養の流出が抑えられます。
蒸し器はなくてもOK。
フライパンに少しの湯を沸かし、素材を入れて蓋を締めて蒸し茹でに。
また電子レンジを使うとお手軽ですね。

このようにすると手軽に温野菜が作れますよ。

完全にやめなくてもOK。身体を冷やしすぎない工夫を

「冷たいものは夏バテの原因だから、全部やめないと…」と思ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。でも、冷たい食事を完全にやめる必要はありません。

たとえば、私の教室でも人気の「豆乳バナナスムージー」や「甘酒アイス」。
どちらも冷たいメニューですが、たんぱく質やミネラル、発酵食品の栄養がしっかりとれるので、暑さで食欲がないときの軽食やおやつにぴったりです。

冷たいものをとるときのポイントは、“量”と“タイミング”。たとえば、冷たい飲み物は昼間の暑い時間にとり、朝や夜は常温〜温かいものにする。
これだけでも、内臓の冷えすぎを防ぐ助けになります。

大切なのは、“冷たいものを控えること”ではなく、体を冷やしすぎないよう「整える」こと。
無理なく取り入れて、夏を快適に過ごしていきましょう。

食事だけじゃない。“夏バテしない体”をつくる生活リズムの整え方

夏バテを防ぐには、食事だけでなく、日々の生活習慣も大切な要素です。

特におすすめなのが、こまめな水分補給。汗で失われがちなミネラルや水分は、水や麦茶などで補いましょう。朝一番や入浴後など、体から水分が失われやすいタイミングを意識するのがおすすめですよ。

また、エアコンの効いた室内と外気との温度差は、自律神経に負担をかけてしまうことも。冷房の温度設定を極端に低くしすぎず、寝る前には湯船につかって体を温めると、質のよい眠りにもつながります。

「よく食べて、よく休む」——そのバランスが、夏を元気に過ごすための土台になります。

まとめ: “温かさ”をひとさじ添えて家族が笑顔に

夏はどうしても冷たい食事に偏りがち。でも、冷たいもの=悪いもの、ではありません。見た目や食感で「涼しさ」を演出してくれる、夏定番のメニューは、夏だからこそ楽しみたいもの。過剰に取りすぎず、温かいものをちょっと加えてあげることで、夏バテを防ぎ、秋も元気に過ごす体づくりができます。

ほんの小さな工夫で大丈夫。温かい汁物を一品足す、野菜をちょっと加熱する、冷たい食事は昼間にとる——そうすることで、体の内側から整っていくのを感じられると思いますよ。

何かを我慢したり、完璧を目指す必要はありません。「できることから、少しずつ」。その積み重ねが、家族の笑顔と、あなた自身の健やかさを守ってくれます。

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